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野の花と椋の木露天風呂

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水に浮いているのは「ハナイカダ」
小さい実が葉の上にひとつあって、人が筏に乗っているようなので、こんな名前がついたそうです
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玄関前ではたくさんの枇杷がなってます 
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渡り廊下で見られる野の花たちです
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大きな梅が実っています 
庭の梅をたくさんとって、今年も梅酒作りをしましたよ
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ドクダミの花がたくさん咲いています 小さくて愛らしい花です
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オレンジの鮮やかな花はヒメヒオオギスイセン
今日は雨模様でしたが、いつもより緑が鮮やかで輝いてました。
水無月の素敵な一日でした



当館自慢の椋の木露天風呂をご案内します
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こちらは温泉が湧出する場所です。ご覧のとおり、湯船の中から出ているために
温泉に溶け込んでいる炭酸成分が外に逃げずにお肌に直接感じていただけます
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椋の木が屋根のように覆いかぶさった開放感溢れる露天風呂
若干、外から丸見えのために女性の方には入りにくいですが、ご了承ください。
字の通り、露天風呂ですから

自然に戻れる開放感は病みつきになりますよ 私は大好きです
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湯浴びをしていたら、白サギが飛んできました 川沿いでは他にもたくさんの野鳥が見られます
昨日は珍しい「アカショウビン」の声も聞こえてきましたよ 
夜にはホタルが見られることも・・

温泉に浸かりながら、自然と溶け込む贅沢な時間が過ごせます


椋の木露天風呂が2000年にできてもうすぐ10年。
面白い文章を見つけたので、ご案内します。

→石原荘のご主人から、「河原の中に露天風呂を造りました」との案内を頂いた。
「椋の木勝手風呂」と名付けたそうだ。その名前に漂う遊び心と、緑の繁る天降川の夏景色に会いたさに、さっそくお邪魔することにした。

 新しい露天風呂は、宿の母屋を出て敷地の北の端へ少し歩いたところにあるのだが、そこに着くまでの道すがらがまた楽しい。匂うような夏の夕暮れに、オレンジ色の鬼百合がぽっと浮かび上がり、懐かしさを誘う。河原に下った土手の斜面にはアキノタムラソウが一輪、可憐な紫の花を咲かせている。野の花に今を盛りの季節を知る、そして、その中にも忍び寄る秋の気配に気づく…。この、ささやかにして心豊かな出会いが、いつ来てもうれしくなる。

 露天風呂は、樹齢何百年かと思われる一本の大きな椋の木の根っこにある。湯船が、もともと其処にあった自然の岩を、よいしょ、よいしょと組み合わせて造ったものなら、泉源も、川の中に湧き出す湯を生かした、文字通りの野湯だ。

 霧島山中に源を発する天降川は、ここ妙見にさしかかる辺りの景観が最も美しい。たくさんの大きな岩が川面に突き出しており、梅雨明けとは言え、数日来の夏の雨を集めた川は、岩に白く砕けながら滔々と流れてゆく。
そのような岩と同じ感触を裸の足に背中に感じながら湯に身を浸すと、とっぷりと自然の一部になった気がする。
見上げると椋の木が湯船の上から川面へと枝を伸ばし、大きな大きな傘を作ってくれている。そのまま視線を上流の北東へ移すと、その空は、天孫降臨に神話に記された「天の原」。雲を掻き分け、高千穂の峰に降り立って、日本の国を開いたと言う神々の故郷だ。

 さて、自然湧出する泉源の温度は55℃。石原荘では、例によって熱交換で温度を適温に下げるだけで、100%源泉の風呂を守っている。泉質は土類炭酸泉で、打身やむくみに効能がある。古代の昔、この周辺を駆け巡った熊襲族の勇者たちも、妙見の湯で傷を癒したことだろう。
照葉樹の木立と渓流と温泉と…。天降の杜には、自然と身を寄せ合って生きる人間の原風景がまどろんでいるようだ。
自然からの貰い湯を、土地の人々にも昔ながらに気ままに楽しんで頂きたい。勝手風呂には、宿のご主人のそんな思いも込められている。

 温まった体に、川風が気持ちよかった・・・。      2000年7月 林田さんより
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ねっ、椋の木露天風呂に入りたくなりましたでしょう。ぜひとも一度ご来館ください。
ご宿泊の方は混浴で。日帰り時間は男性専用です。
女性はタオルを巻いてお入りいただいても大丈夫です。

お待ちしております。                          玉貴


 
by ISHIHARASO | 2009-06-03 21:46 | 妙見石原荘


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